2018年03月30日

今週の注目感染症 平成30年・12週(3月19日~3月25日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。2例とも潜在性結核感染症でした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・百日咳の報告が一関地区から1例ありました。患者は30歳代の女性です。今年11例目です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは前週より減少しましたが、注意報値(定点当たり患者数10人)を超えています。
医療機関からの報告ではA型の割合がB型を上回りました。
一度かかった人がその後別の型にかかる場合もあるので、引き続き注意が必要です。
マスクの着用をはじめとした咳エチケットで感染拡大を防ぐこと、手洗いや体調管理により予防することが重要です。
・感染性胃腸炎は例年春にロタウイルスによる胃腸炎が増加する傾向がみられます。
乳幼児は感染すると重症化しやすいので、注意が必要です。
ウイルスは患者の便や吐物に多量に含まれています。
使い捨ての手袋やマスクを着用し、塩素系薬剤で適切に処理すること、石けんと流水による手洗いを徹底することが重要です。
・新学期が始まり、学校等で集団生活が再開されると感染症が流行する可能性が高まります。
手洗いをはじめとした基本的な予防対策の再確認が重要です。


【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年3月30日更新)