2022年08月12日

今週の注目感染症 令和4年・第31週 (8月1日~8月7日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が2例ありました。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が17例ありました。
 本疾患の主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
 手洗い(特に用便後)の励行と食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が4例ありました。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が1例ありました。
・水痘(入院例)の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、大船渡地区で警報値(定点当たり患者数5人)を超えました。
 本疾患は夏季に幼児を中心に流行するウイルス性疾患で、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
 稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は速やかに受診しましょう。
 手洗いは流水と石鹸で十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
・ヘルパンギーナは、38℃以上の突然の発熱と喉の痛み、口内に現れる小さな水疱性の発疹などを主症状とするウイルス性疾患です。
 手足口病と同様の予防が大切です。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は6859人で、前週比247人増でした。
 場面に応じたマスクの着用、手指衛生、換気、三密回避など基本的な感染対策の徹底は継続しましょう。
 ワクチン接種を希望する人は、早めの接種が勧められます。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年8月15日更新)