2022年07月15日

今週の注目感染症 令和4年・第27週 (7月4日~7月10日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が2例ありました。
 本疾患の主な症状は腹痛や下痢、血便で、腎不全や脳症など重篤な合併症を起こすことがあります。
 特に用便後の手洗いの励行と、食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)で予防しましょう。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・アメーバ赤痢の報告が1例ありました。
・水痘(入院例)の報告が1例ありました。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、集団生活を営む施設では引き続き注意が必要です。
 胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、調理前と食事前、用便後の石けんと流水による手洗いが重要です。
 患者の吐物や便は、使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系薬剤で処理しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は1500人で、前週比で939人増でした。
 県内でオミクロン株BA.5系統の感染が確認されています。
 場面に応じたマスクの着用、手指衛生、換気、三密回避など基本的な感染対策が必要です。
 発熱や咳など症状のある人は外出を避け、医療機関を早期に受診しましょう。
 また、夏休みに行事や旅行などを計画する人は、しっかりと予防対策を行うことが勧められます。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年7月15日更新)