2022年10月28日

今週の注目感染症 令和4年・第42週 (10月17日~10月23日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。
 本疾患の主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
 手洗い(特に用便後)の励行と食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは今週の患者報告はありませんでしたが、今冬の流行に備え、発症をある程度抑える効果や重症化を予防する効果があるワクチンの接種が勧められます。
 ワクチンは効果が現れるまで2週間ほどかかるので早めの接種を勧めます。
 希望される方は医療機関に問い合わせを。
・感染性胃腸炎は、毎年秋から冬にかけて流行するのでこれからの時期は注意が必要です。
 ノロウイルスなどの胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、予防には石けんと流水による手洗いが重要になります。
 患者の吐物や便は、使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系消毒剤で処理してください。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は前週比924人増の2930人でした。
 発熱、咳、喉の痛み、倦怠感など体調不良時は外出を控え、かかりつけ医または受診・相談センターに相談しましょう。
 ワクチン接種を希望する人は、早めの接種が勧められます。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年10月28日更新)