2019年04月05日

今週の注目感染症 平成31年・13週(3月25日~3月31日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が4例ありました。このうち2例は潜在性結核感染症の報告でした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・百日咳の報告が、中部地区から2例ありました。患者は7歳の男児と10歳の女児でした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、ロタウイルスの報告数が増加しました。
 例年、春にロタウイルスによる胃腸炎 が増加する傾向にあります。
 乳幼児が感染すると、重症化しやすいので、注意が必要です。
 せっ けんと流水による十分な手洗いと、患者の吐物や便の塩素系薬剤を用いた適切な処理が重要です。
・手足口病は、例年夏季に流行しますが、二戸地区では2週続けて警報値(定点あたり患者数5 人)を超えました。
 予防には、手洗いと排泄物の適切な処理を行うこと、患者との濃厚接触やタ オルの共用を避けることが重要です。
・溶連菌咽頭炎は、二戸地区で警報値(同8人)を超えました。
 その他に、盛岡市でも多くなって います。
・新学期が始まり、学校等で集団生活が再開されると、インフルエンザや感染性胃腸炎等の感染症 が流行する可能性が高まります。
 手洗いをはじめとした基本的な予防対策の再確認が重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成31年4月5日更新)