2022年07月29日

今週の注目感染症 令和4年・第29週 (7月18日~7月24日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が1例ありました。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。
 特に用便後の手洗いと食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)で予防しましょう。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎の報告数は減少しましたが、集団生活を営む施設では引き続き注意が必要です。
 胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、調理前と食事前、用便後の石けんと流水による手洗いで予防しましょう。
・咽頭結膜熱、手足口病及びヘルパンギーナは夏季に小児を中心に流行する感染症で、今後流行することが予想されます。
 石けんと流水による手洗いをしっかり行い、タオルの共用を避けることが大切です。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は5449人で、前週比で1855人増でした。
 場面に応じたマスクの着用、手指衛生、換気、三密回避など基本的な感染対策が必要です。
 感染急拡大により、自宅療養者が急激に増加しています。
 自宅療養の際は、同居家族との接触をできるだけ控えて換気に努め、健康観察を毎日行う必要があります。
 療養中に体調が悪いと感じた場合は速やかに保健所に連絡することが重要です。
 療養者の鼻水や唾液が付いたマスクやティッシュなどのごみを捨てる際は、直接触れず、袋をしっかりしばって封をし、捨てた後の手洗いも大切です。
 また、療養中は外出厳禁であることを忘れないようにしましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年7月29日更新)