2019年12月27日

今週の注目感染症 令和元年・51週(12月16日~12月22日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。潜在性結核でした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が、県央地区から1例ありました。 患者は40歳代の女性です。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・百日咳の報告が釜石地区から2例ありました。今年これで62例になりました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、先週より増加し、二戸及び中部地区で警報値(定点あたり患者数30人)を超えました。
ウイルスは発症前日から発症後3~7日間排出されると言われています。
症状がある時だけでなく、解熱後も外出を控え、マスクの正しい着用(鼻からあごまでを覆い、隙間なくつける)などの咳 エチケットで家族や周囲への感染を防ぐことが重要です。
・溶連菌咽頭炎は、盛岡市、二戸及び釜石地区で警報値(同8人)を超えました。
手洗いやうがい、患者 との濃厚接触を避けること、罹患者は処方された薬を飲みきることが重要です。
・冬休みを利用して海外へ渡航する方は、あらかじめ渡航先の注意すべき感染症と予防法について確認し、帰国後に体調が悪くなった場合は、渡航歴を伝えて受診することが大切だ。
また、年末年始は殆どの医療機関は休診のため、急な発熱等に備え、居住地や帰省先の休日救急当番医や夜間診療所の確認を。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和元年12月27日更新)