2018年09月28日

今週の注目感染症 平成30年・38週(9月17日~9月23日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が、大船渡地区から1例ありました。これで今年56例です。
4類感染症 ・レジオネラ症の報告が、中部地区から1例ありました。今年10例目です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・風しんの報告が1例ありました。
本疾患は、発疹、発熱、リンパ節の腫れを主症状とする発疹性感染 症で、咳やくしゃみなど、患者の飛沫により感染します。
妊娠初期の女性が感染すると子供に影響が 出る可能性があるため、妊婦への感染を防止することが重要です。
抗体陽性や予防接種歴が確認でき ない方は、任意で抗体検査や予防接種を受けることが勧められます。
・百日咳の報告が、中部地区から2例ありました。
これで今年36例です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は減少しましたが、県央地区で警報値(定点あたり患者数5人)を超えています。
咳やく しゃみなどの飛沫、水疱内容物、便中に排出されるウイルスから感染します。
予防には、患者との濃 厚接触やタオルの共用を避け、十分な手洗いや排泄物の適切な処理を行うことが重要です。
・RSウイルス感染症は、奥州地区で報告数が多くなっています。
咳やくしゃみ、ウイルスが付着した手 指などを介して感染するため、咳エチケットや手洗いによる予防が重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年9月28日更新)