2022年08月26日
今週の注目感染症 令和4年・第33週 (8月15日~8月21日)
1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が5例ありました。
5例全てが潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が2例ありました。
本疾患の主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
手洗い(特に用便後)の励行と食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が3例ありました。
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が1例ありました。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は県央地区で警報値(定点当たり患者数5人)を超えました。
乳幼児は、口内の発疹により水分を摂取しにくくなるので、脱水症状に注意が必要です。
稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は、速やかに受診しましょう。
手洗いは十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
・ヘルパンギーナは夏季に流行するウイルス性疾患で、高熱と喉の痛み、口内に現れる水疱性の発疹を主症状とします。
患者との濃厚接触を避け、手足口病と同様の予防対策をしましょう。
〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は10414人で、前週比2628人増でした。
場面に応じたマスクの着用、手指衛生、換気、三密回避など基本的な感染対策を継続しましょう。
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年8月26日更新)