2018年11月16日

今週の注目感染症 平成30年・45週(11月5日~11月11日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が3例ありました。そのうち2例が潜在性結核感染症の報告でした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・レジオネラ症の報告が、盛岡市から1例ありました。患者は70歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・百日咳の報告が、二戸地区から2例ありました。今年これで43例となりました。
・風しんは、関東地方を中心に流行しています。本疾患はワクチンによって予防可能です。
ワクチン接種を希望される方は医療機関にご相談ください。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・咽頭結膜熱は、宮古地区で警報値(定点あたり患者数3人)を超えています。
2003年以降は、冬季にも流行のピークが明確にみられるようになりましたが、今年は早い時期から増加しています。
予防には、うがいや石けんと流水による手洗いが重要です。
・感染性胃腸炎は奥州及び大船渡地区で多くなっています。
例年秋から冬にかけて、ノロウイルス等による集団感染が増加するので注意が必要です。
予防には、手洗いと、患者の吐物や便の適切な処理が重要です。
・インフルエンザは、盛岡市、二戸及び一関地区で報告がありました。
今後の動向に注意が必要です。
予防には、ワクチン接種や体調管理、こまめな手洗いが重要です。
ワクチンは接種から効果が現れるまでに2週間程度かかるため、早めの接種が勧められます。
接種については、事前に医療機関へご確認ください。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年11月16日更新)